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思春期挫折症候群とは?

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思春期挫折症候群
 
思春期とは小学校高学年から高校生ぐらいまでを指し、第二次性徴が出現する時期です。急激な身体の変化とホルモンバランスの変化によって、今までの安定していたバランスが崩れ、新しい基盤を作りより安定した成熟へと向かう大きな変化を経験する時期です。この時期は、身体的な変化に加えて精神的にも大きく変化します。大人社会に入り込み、新しい価値観に触れることで、それまで親から得ていたものを中心として築いていた価値観との矛盾や葛藤を経験するようになります。思春期において、心理的に不安定になったり動揺したりすることは珍しいことではなく、ほとんどの人が通る道だと言えるでしょう。

ただでさえ不安的になりやすい時期に、なんらかの挫折体験があると、それをきっかけとして問題行動が出現する
ことがあります。それが思春期挫折症候群と呼ばれるものです。


どのような症状・問題行動が現れるのか

思春期挫折症候群では、腹痛や頭痛などの心気症状、抑うつ状態、校則などの社会規範の無視、不登校、引きこもり、無気力、家庭内暴力、刹那的行動、非行、自己中心的な思考、責任転嫁、意欲の低下、昼夜逆転の生活、ルーズな生活態度、年齢不相応の甘えなどの退行現象などといった問題が生じます。なぜ挫折症候群になるのか
 
思春期挫折症候群はその名のとおり、思春期に何らかの挫折を経験することを契機としてさまざまな問題を呈するのが普通です。挫折体験として比較的多いのは学校の成績や進路・受験に関することで、そのほか友人関係、恋愛、クラブ活動、病気や怪我などがあげられます。また、急激な環境の変化に対して適応できないことも原因となることも指摘されており、その具体例として引越し、転校、入学、親との離別・死別などがあげられています。
 
思春期には、自分の思い通りにならないことを多く経験し、多少の挫折は多くの人が経験するものです。そして、そのうちのほとんどの人が落ち込んだり悩んだりするものの、克服し成長していきます。では、同じ挫折経験があるのにも関わらず、思春期挫折症候群に陥る人とそうでない人がいるのはなぜなのでしょう。
 
その一つとして、挫折症候群になる人の背景には密着型の母子関係があることが多いことがあげられます。親が過敏・心配性で几帳面な性格を持っていると、過保護・過干渉になりやすく、その弊害としてストレス耐性・欲求不満耐性の低い子どもが育つと考えられています。そのような子は自立性も低く、何事も親が決めてくれていたため、トラブルに対してどのように対処していいのか分からなくなってしまいます。
 
また、思春期には多くの場面で挫折を経験しうるので、いくつかの挫折経験が重なると挫折症候群に陥る危険が高くなると言えます。


人生には挫折はつきものであり、避けることのできないものです。ほとんどの人が挫折を味わっており、落ち込んだり悩んだり、時には軽度の思春期挫折症候群になることもありますが、家族や友人、学校など周囲の人の援助もあって、大きな問題とならずに、むしろそれを乗り越えることで一回り成長することができます。不安定な思春期には周囲の人の支えが大きな意味を持ち、早期に手を打つことによって深刻な状況になることを回避することができます。もし、周囲の人が手のつけられないほどに深刻な状況になってしまったら、専門家に援助を依頼したほうがいいでしょう。

21
2011

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